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今春、合同会社ソワソント・ヌフを設立。人気フランス料理店のオーナーが「起業」に込めた思いとは。

 

「一人でも多くのお客様にフランス料理の魅力を伝えたい。やっぱり楽しく食事をされているお客様の笑顔を見るのが一番の幸せですね。」

静かに語る亀井氏の言葉には、フレンチへの愛情とこだわりが凝縮されています。

 

「キャラント・キャトル」をオープンしたのは4年前の秋。

これまで、亀井氏は学生時代に大阪のエプバンタイユ。卒業後は東京のジャルダン デ ザヴール、エスカルゴなどの有名店で修行した後に渡仏。パリの三ツ星レストラン ルキャ キャルトン、パティスリー モデュイなどで修行を重ね、帰国。

フランス人オーナーが経営するオ・リモでシェフを務め、ホテルニューオータニ大阪のサクラで部門シェフを任されるほどの本格派。

「開業のきっかけは？」と聞くと間髪入れず「この道を志す時から決めてました！」と一言。

 

開業当初の苦労を乗り越えて、4年目を迎えた今では「北浜の隠れ家フレンチレストラン」と称されるまでの人気店に。

ディナーはさることながらランチメニューにも定評があり、女性客を中心に、お店は常に賑わいを呈しています。

 

今春、合同会社ソワソント・ヌフを設立して個人事業から法人へ。

今後の事業の成長を見据えたステップアップと、お店を支えてくれている大切な従業員の福利厚生の充実を図るために、会社の設立を決断されたそうです。

「これからは、料理のクオリティを高めると共に、サービスと内装の充実にも力を入れていきたい。」と亀井氏は語ります。

 

キャラント・キャトルの店内、すべてのテーブルの中央には色鮮やかな小さな花が。

一輪の花にまで心を配るほどの細やかな演出が、多くの人々を魅了する数々の料理を、より一層引き立てているのかも知れません。